ARTIST
伊勢崎紳
- 1965年
- 岡山県重要無形文化財・伊勢崎満の二男として備前市に生まれる
- 1989年
- 父・伊勢崎満に師事
- 岡山県美術展「第40回特別賞」受賞
- 1990年
- 田部美術館・茶の湯の造形展「奨励賞」受賞(以降、2回「奨励賞」受賞)
- 1992年
- 日本伝統工芸中国支部展「岡山市長賞」受賞
- 1993年
- 第12回 日本陶芸展 入選
- 第40回 日本伝統工芸展「日本工芸会奨励賞」受賞
- 1994年
- 日本伝統工芸中国支部展「島根県知事賞」受賞
- 1995年
- 第42回 日本伝統工芸展 入選
- 日本工芸会正会員となる
- 1997年
- 日本伝統工芸中国支部展「山陽新聞社賞」受賞
- 1998年
- 第45回 日本伝統工芸展 入選
- 1999年
- 備前市伊部に独立・築窯
- 2001年
- 工房イクコにて二人展
- 2002年
- 銀座黒田陶苑にて個展
- 2006年
- 広島天満屋にて個展
- 2007年
- 日本伝統工芸中国支部展「50周年記念奨励賞」受賞
- 2008年
- 岡山天満屋にて個展
- 2009年
- 名古屋松坂屋にて個展
- 日本伝統工芸中国支部展「岡山県知事賞」受賞
- 2012年
- JR大阪三越伊勢丹にて個展
- 2013年
- 日本橋三越にて個展
備前焼作家になったきっかけ
中学生の時から窯焚きを手伝い、備前焼が生活の一部となっていたため、備前焼作家になったのは自然の流れだった。
(注:伊勢崎紳氏は岡山県重要無形文化財・伊勢崎満氏の次男)
備前焼の魅力
花や料理など、備前焼は、使うものの良さを引き立てることができる焼物である。
一見地味な焼物と思われがちだが、気持ちを込めて作れば現代的な作品にもなる。
作陶
伝統を重んじ、昔ながらのやり方で作陶している。
自分が欲しいと思えるものを丁寧に楽しみながら作るだけ。土を作る、形を作る、窯詰め、窯焚き、作陶工程の全てが楽しいが、その中でも、何を作ろうか考えている時が一番楽しい。
これから
備前焼には力があるし、世界中の焼物の中で備前焼ほど可能性を秘めている焼物はない。
しかし、自然を相手にしているから、作品づくりは思い通りにいかないことだらけ。それをどうやって思い通りにいかせるか、まだ誰も気づいていない技法や焼成方法があるはず。その時その時、自分が興味のあるものを形にしながら、備前焼を探求していきたい。
一言
どういう使い方でもいいので、とにかく実際に備前焼を使って楽しんでほしい。使わないと備前焼の良さはわからない。
陶印の由来
名前のカタカナ「イ」から。父であり師である伊勢崎満の二男なので「イ」を二本線にした。