ARTIST
宮尾昌宏
- 1970年
- 福岡県築城町に生まれる
- 1995年
- 岡山県無形文化財・山本雄一氏に師事
- 1999年
- 岡山県美術展「奨励賞」受賞(以降、1回「奨励賞」受賞)
- 2000年
- 朝日陶芸展 入選 (以降、3回入選)
- 2000年
- 岡山県美術展「県展賞」受賞(以降、1回「県展賞」受賞)
- 2001年
- 岡山県和気町に独立・初窯を焚く
- 2003年
- 田部美術館・茶の湯の造形展「優秀賞」受賞
- 日本陶芸展 入選(以降、1回入選)
- 2006年
- 日本伝統工芸展「日本工芸会会長賞」受賞
- 2007年
- 日本工芸会中国支部50周年記念展「岡山市長賞」受賞
- 日本工芸会正会員となる
- 第8回 岡山芸術文化賞 準グランプリ
- 第4回 マルセン文化賞 受賞
- 第14回 エネルギア美術賞 受賞
- 2008年
- 第51回 日本伝統工芸中国支部展「日本工芸会賞」受賞
- 第9回 福武文化奨励賞 受賞
- 2014年
- 田部美術館・茶の湯の造形展「優秀賞」受賞
- 名古屋丸栄 ギャラリーエスパスにて個展
- 岡山天満屋にて個展
他、日本伝統工芸展、田部美術館・茶の湯の造形展、日本伝統工芸中国支部展、岡山県美術展 等入選多数
備前焼作家になったきっかけ
工芸好きだった父の影響で、幼い頃から焼物に興味を持っていた。
中でも割木で窯を焚く備前焼に魅せられ、中学生のころには父にろくろを買ってもらった。自宅の庭に小さな窯を作り、窯焚きをする陶芸少年だった。
備前焼の魅力
薪・土・火といった自然のものを使い、かつ、人間の力ではできないことを窯がしてくれるところが備前焼の魅力。
人の力の及ばないところで作品ができる。それだけに、どのようにすれば窯が思い通りの仕事をしてくれるかを常に考えている。
自らの特徴
材料や技法は備前のものを使いながらも、備前焼らしくない備前焼を作ること。
備前焼は、重い・堅い・力強いといった男性的なイメージがあるが、その備前焼のイメージとは正反対の優しくて柔らかい女性的な作品づくりを心掛けている。
これから
備前焼には1000年の歴史があるが、今まで作られてきた作品の大半は既に残っていない。ただ、その中でも各時代の最先端を走っていた作家の作品は今でも残っている。
自分も、50年後100年後でも色あせない備前焼を作りたい。今は使い捨ての時代だが、今もその先も、ずっと必要とされ続けるものを作っていきたい。
一言
技術や知識は年々上達しているが、それでも、その時その時にしかできないものがある。
だからこそ、今という時を大切にしながら、優しい備前焼を極めていきたい。
陶印の由来
名前の漢字「宮」から。