ARTIST
木畑考生
- 1974年
- 備前市に生まれる
- 2002年
- 人間国宝・伊勢崎淳氏に師事
- 2012年
- 岡山県和気町に独立・初窯を焚く
- 田部美術館・茶の湯の造形展「奨励賞」受賞
- 2013年
- 日本伝統工芸中国支部展 入選(以降、1回入選)
- 岡山県美術展 入選
備前焼作家になったきっかけ
備前焼の街、伊部に生まれ、幼い頃から家の中のあちらこちらに備前焼がある生活を送っていた。また、昔からものづくりが大好きで、そのような仕事に就きたいと思っていた。自分にとって一番身近なものづくりが備前焼だった。
備前焼の魅力
備前焼は土を炎で焼いただけのもの。非常にシンプルでプリミティブなところに魅力を感じる。
自らの特徴
土オタク。
様々な種類の土をどのように組み合わせてどのように焼いたらどうなるのか、今まではひたすらその実験を繰り返してきた。土作りに数か月も費やし、3000パターンを超える発色を考案するなど、土への情熱は備前でもトップクラス。
ポリシー
素材(土)を活かす。
土によって焼き上がりの表情が全く異なるため、土それぞれのうまみを引き出すことに注力している。
これから
備前焼は歴史が長く、その長い歴史の1ページに自分も参加できていることに喜びを感じる。
また、備前焼は素材が限定されている。だからこそ、素材を大切にしていきたい。また、単に斬新なだけではなく、歴史や本来の意味合いを踏まえたデザインを考えていきたい。
陶印の由来
イニシャルの「T」と「K」を組み合わせてモノグラム化したもの。